久々の投稿です。
実はかなり前に書こうと思っていたんですが、やっと投稿できました。
内容的には、よく考えれば当たり前のことになります。
山西杏奈さんの作品
北林加奈子さんの作品
去年の秋にMARUEIDO JAPANのグループ展「皮膚で『見る』」を見ました。
ちなみに、上画像の左の作品が山西杏奈さんの作品で、右は北林加奈子さんの作品です(どちらもモワレ現象が出てちょっと見づらくなっています)。
その時に、壁に取り付けるタイプのモチーフ台があり、数点モチーフ台の影が壁に出来いないことに気づきました。
私も自分の立体作品の展示でモチーフ台のなるべく主張したくなかったので、壁に設置するモチーフ台を作りましたが、実際に設置すると、壁に落ちる影の主張が強く配置に苦労しました(下の画像)。
2020 小川晴輝 個展「Private Personal Exhibition」
そのようなことで、改めてモチーフ台に影を影に落とさない方法がわかりました。
結論としては、「(光源が上からということが前提で)照明の光の幅の角度が、壁に設置したモチーフ台の側面の角度に対して同じ以上に水平に近くなれば、壁にモチーフ台の影は落ちない」ということになりますが、言葉で説明すると分かりづらいです。
図を描いたので、それを見たほうが分かりやすいと思います。
上記のことから、私の作ったモチーフ台を見ると側面が90°なので、真上からかつモチーフ台から当てる光がはみ出ないようにしないと、壁に影が落ちてしまうということが、改めてわかりました。
また、仮にモチーフ代の側面に角度をつけても、ある程度の距離がないと角度の問題でやはり壁に影が落ちてしまいますので、狭い展示空間の場合は難しいことが考えられます。
そんなことで、「壁に取り付けるモチーフ台の影の消し方について」ついてのお話でした。
参考になれば幸いです。